昨日記載した記事の中で、給料が少しばかり上がっただけでは、社会保険料と相殺されてしまうので生活が楽にならないことが分かりました。
このような厳しい環境の中、サラリーマンが実収入(手取り)を増やすためにどういうことができるのか前向きに考えて見ました。
1.給与所得以外の収入を増やす
給与所得は前述の記事で説明した通り、増えた分については15%程度が社会保険料として徴収され、さらに住民税、所得税が課税されてしまうので思っている以上に手取りは少なくなってしまいます。
また、自営業者のように経費を使うこともできないので出来る節税策は限られてきます。そうした上で考えられる方策としては、給与所得以外の収入を増やすことだと考えました。
(1).雑所得を増やす。
ここで想定しているのは、ネットを使った副業で得られる収入です。
サラリーマンでも副収入として現実的に狙えるものとしては、ネットオークションを用いた転売やアフィリエイトによる広告収入が考えられます。
また最近話題になっている仮想通貨の売買による所得も雑所得に区分されます。
では給与所得に加えて、副収入として雑所得があるとどのようなメリットがあるでしょうか?
メリットは2点あります。
①雑所得には社会保険料がかからない。
(所得税と住民税はかかります。)
②経費を使う余地が生まれる。
例えば、アフィリエイト収入を得るために自宅で作業をしているのであれば家賃の一部やインターネット回線の料金などを経費にすることができます。
所得税と住民税は、収入から経費を引いた所得に対して発生するので、経費分に関しては丸々非課税になります。
(もちろん全く関係ない費用を経費にすることはできません。)
(2).金融所得を増やす。
株式や外国通貨の売買による収入(キャピタルゲイン)や配当金や銀行の預金利息による収入(インカムゲイン)のことを金融所得と呼びます。
給与所得は、累進課税なので収入が上がれば上がるほど税率が高くなってしまいますが、金融所得はどれだけ給与所得があっても、所得に対して20.315%の税金の負担のみで済むのがメリットです。
どちらも簡単なことではないですが、挑戦してみる価値はあると思います!